究友
日本で最初に出版されたアンネの日記
主題名は「光ほのかに」
発行は昭和27年 私が生まれる前のことだ
当然あちこちには痛みが目立つ
中ページの紙はすっかり変色し慎重に扱わないと破れそうだ
もちろん私が所有している「アンネの日記」の4種の中で
もっとも貴重なものに間違いない
10代前半の一少女が潜伏という過酷な状況下にありながら記録した
繊細でまた自由奔放な文章表現に少女時代の私は衝撃と感銘を受けた
それは書くということが自分の生きがいのひとつになっていることにも
つながっている
アンネのそして当時の時代背景の探究はまだまだ終わりが見えてこない
読み進むうちに更なる一冊がまた一歩前に現れてくる
そしてアンネリース・マリーの微笑がいつもそばにある