utashyaのブログ

明暗の日々を駆け抜ける

刻・陸前高田・その2

光照寺は市内の高台に位置する寒風(さむかぜ)という所にあります

住職の高沢公省さんは被災から数年間本堂の隣にある無量閣という修行の場を

ボランティアの方々の居住場所として無償で提供されました

また生活に欠かすことのできない炊事場・トイレ・お風呂場等を全面改修し

町の復旧の底力としてご尽力されました

被災の歳の暮れと翌年の花祭りで私のライブを二回企画していただきました

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翌年の暮れに除夜の鐘つきで年を越した思い出は忘れられません

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そしてその後光照寺プロデュースによるCD制作も実現しました

f:id:utashya:20150928175404j:plainイラスト高澤公省

そんな経緯があって寺は高田行きの際にはは欠かせない場所なのです

到着しました

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お元気でしたか 掃き小僧様

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住職が出迎えてくださいました

まずは境内奥に新築された高田駅を彷彿とさせる祈りの場へ

ここには被災され亡くなられた寺の檀家さんや親族の方々の名前が刻まれていて

どなたでも参拝することができるようになっています

屋根の色や柱の色が本物とそっくり 皆で手を合わせました

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そして次に案内された場所は物置きを改造して造られた「寺カフェ」

といってもここは住職の隠れ家兼集会所ということです

それにしてもなかなか洒落た居住空間

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寺とは別世界です

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ネコ好きの住職 あちこちにいますネコ様's

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住職お気に入りのカウンター

新客はここで被斜体となります もちろん私たちも同様に

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壁の絵はあちこち放浪しここに落ち着いたというもの

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続いて向ったのは無量閣

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ボランティアの方々は去り今は住職の仕事場となっています

奥の和室はかつて子供達の座禅教室の場

襖に描かれた自由奔放の絵が

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今もそのまま残されています 立派な芸術です

左上のお地蔵様は住職の絵だとすぐわかりました

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帰り際裏手のネコハウスへ

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出てくる出てくるあっちからもこっちからも

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確かに寺にはネコが合うかも

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寺の裏山からかさ上げ地を望む

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目の前の海を見ながら住職から聞いた話は胸に迫るものがありました

現地に住む人達の未だ癒やされることのない心が

まるで頭上の灰色の雲と重るようでした

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 大分辺りが暗くなってきた 温かく迎えてくださった住職に別れを告げ

先日facebookで情報をキャッチした四海楼へと向かいます

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メニューが豊富で目移り

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男組はマーボーラージャー麺

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私は中華飯 おいしかった!

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満腹感に満たされて向った帰路の途中

交通事故で渋滞に巻き込まれるというハプニングに遭遇する

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最後までの脳裏にガツンと刻まれたこの日のドライブ

帰る我が家があることの幸せを心から感謝しよう

陸前高田にきっとまた!

<完>