utashyaのブログ

明暗の日々を駆け抜ける

その時

外は

寺林に点在する椿の赤を

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掃き小僧様の帽子の赤を

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容赦なくさらってしまうかのような暴風雨

が凛とした寺の本堂はいかばかりの揺るぎもなし

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その一角に留まる空気の中で 

ひとつの肢体からほとばしるエネルギーが

内から外へ また外から内へと 移動してゆく 

切り裂くように はたまた 抱くように

言葉以上の生々しさで

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