私の「産」
入院中に制作した「野の風」をケースに収めたのに続いて
「おはな詩」を額装しました
どちらの作品も病室にあったものを材料にしているので
なるべく長く良い状態を保つための手段です
そしてもう一点 「NEW ・印」
大きさは70×80センチ。私としては今までで一番大きな作品となりました。愛読書「大
草原の小さな家」シリーズ4で出会った「父さんがバイオリンを弾きながら歌う歌詞」
に触発され、ある時から夢中で文字を切り抜き始めました。ノートに走り書きした遺言
のページ・処方された薬の袋・検査説明の用紙・売店で買った折り紙が材料です。結果
を想定せずに取り組んだこれらの作品は私の価値観を一新させてくれた入院生活の証で
ありまた自身の分身とも言えるのです。
これから先いつもそばにいてほしい愛するものたちを大切に大切に。
<制作協力・虹画堂>