utashyaのブログ

明暗の日々を駆け抜ける

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セッションハウスでの舞台が終りました!

見に来てくださった方々、セッションハウスのスタッフの皆さんに感謝いたします。

今回の作品名は「前兆」。即興作品ですが、特別なテーマをもって踊りました。

1950年代、アメリカのネバダでおこなわれた大気中の核実験。この核実験から約5年が経過した頃、ネバダの核実験場から220キロ離れたセント・ジョージの町ですさまじい数の人達が癌や白血病を発症しました。

この核実験で放出された放射能福島第一原発事故で放出された放射能の量を比較した時、恐怖に襲われました。
間もなく5年。すでに福島県内の児童の甲状腺癌の発生は、平均値の70倍を越えているようです。

僕を含めた東日本の人達の人体に今後何が起こるのか。他にも様々な原発に関する問題を含め、迫り来る恐怖をテーマに踊りました。

フランスではテロが起こりました。でも報道されることがない先進国以外の多くの国や地域で、内戦などで数えきれないほどの命が奪われています。偏った情報 に感情を流されてはいけない。亡くなった人達に価値をつけてはいけない。どうか報復の連鎖が起こらないことを願います。

自分で真実を追求する力を養い、人を憎んだり恨まず、裏のない正直な生き方をしたい。
個人主義の現代では難しいけれど、心が腐った生き方は価値がない。

話がそれてしまいましたが、セッションハウスでの時間は多くの出会いや再会があり、充実した時間となりました。
出演された他の皆さんにも感謝いたします。

世の中、悪い方向に進んでいると感じる現在。芸術はそういった中で潰されやすいものです。

だから踊る時、僕は魂を込めて踊ります。     フェルナンデス

 

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