母より8歳年下の叔母Rさん
その美貌はまだ幼かった私でも憧れるほどの存在だった
特に印象に残っているのが足元のハイヒール
そしてしなやかな指で奏でるピアノ
そんな叔母も79歳になった
半分近くになった身体は弱々しくも
十数年難病と闘い続けている芯の強さは不滅だ
近い将来同年齢になった私を想像してみるが
その生命力には到底及ばないことは想像できる
母の宝物だった古いアルバムに写る時々のRさんの姿を描いてみた
美人を再現することはかくも難しいものなのか・・・
Rさんにプレゼントしようと描き始めてみたものの
気に入ってもらえる自信がなく手渡すのは当分先になりそうだ