タイヤ交換を待つ間友人からプレゼントされた詩集を読む
香り抜群のハーブティーを時々口に運びながら
ころころ
かえるは ころころと
鳴くことによって
己を慰め
川石は ころころと
ころがることによって
己を磨き
わたしは ころころと
こころざしを
変えぬことによって
己の道を開いてゆく
<坂村真民詩集より抜粋>
思い当たることがあり胸が熱くなった
帰り道のスタッドレスタイヤは
ころころと軽快に走った割には
不慣れな住宅地の路地を右往左往しながら
やっと本線道路に出た